2013年9月20日金曜日

Chrome 29:半角カナの表示とフォント変化

Chromeでの半角カナの表示において、記号類だけがなぜかゴシックになりません。Arial Unicode MSが使われているようです。


Officeが入っていない環境であれば下の図のような表示になるのではないでしょうか。
半角カタカナと混ぜて並べてみると、Arial Unicode MSが適用されている方はなんかバランスが悪いです。


意味の分からない仕様です。何か他の目的のアルゴリズムの副作用なんでしょうか。

さて下図は、ひらがなの「あ」・半角半濁点・罫線のU+2501を並べたコメントです。上の段はU+2501にU+0323を合成させて「Lucida化」の形にしています。
上の段と下の段はコメントの幅が異なっています。


上下で幅が違う文字は真ん中のU+FF9Fです。このケースにおいて、Arial Unicode MSが無ければChromeの表示はIEと同様になります。


つまり上の段のU+FF9Fは、「Lucida化」によりArial Unicode MSからゴシックへ変化しているようです。
この挙動には後ろのU+2501とU+0323だけでなく、先頭の「あ」(というかゴシック)も必要です。「あ」が無いと「ただのLucida化」になります。


LucidaにU+FF9Fは無いので豆腐です。
なお冒頭の半角記号がすべてこのやり方でゴシックになるわけではありません。半角読点だと「ただのLucida化」でした。


濁点と読点を何で区別しているのかは謎です。

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