2012年10月1日月曜日

Chrome 22:全角幅の空白文字(2)

Chromeでも全角幅になる空白文字として、(1)でU+3164という文字について書きました。
この文字のネックは、これ自体がGulim化文字だということです。


上の図においてU+2587はGulimに無いため、IEでは幅の短い字形(フォントリンクでMS UI Gothic)に変わっています。U+2588ならGulimの全角の字形になりますが、その場合ChromeではArialの幅の短い字形になってしまうことは言うまでもありません。
また、この文字は8だとSimSun化・MingLiU化で全角幅になりませんでした。

(1)ではU+115A~U+1160というのも調べました。これらはフォント変化文字ではないものの、8やXPで7と同様の表示になるのはGulim化の場合だけでした。
ところが同じ「ハングル字母」というブロックにあるU+11A3~U+11A7という文字が、やはり全角幅の空白でありながらU+115A~U+1160とは少し挙動が違うことに気づきました。


以下、このU+11A3を(1)の時と同じパターンで試したところです。Windows 7ではU+115Aと同じです。



U+115AはWindows 8だとIEでGulim化以外Malgun Gothicになってしまいました。
一方このU+11A3は、そうなるのがゴシックの場合だけでした。



なぜゴシックだけ違うのかは全くわかりませんでした(本来はフォントリンクでGulimのはず)。
とは言え空白を全角幅にしたいのはSimSun・Gulim・MingLiUの場合でしょうから、一応実用的と言えるんじゃないでしょうか。

ただしXPではダメでした。Gulim化の場合にしか使えません。



まぁXPをいつまで考慮すべきなのかという問題ですけど。

追記:
(1)で少し触れましたが、これらの文字はMacでは透明にならないそうです。

 一部のユーザには文字化けしてしまう空白文字 - ニコニコ動画まとめwiki

あらためてご指摘をいただいたので参考まで。

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