2012年7月9日月曜日

BabelMapが便利すぎる

BabelStone : BabelMap (Unicode Character Map for Windows)

この名前は前から知っていたのですが、パッと見よくあるフォントビューアかな?+英語だからよくわかんないや、と試してませんでした。先日たまたま再び見かけてふと試したところ、とんでもない、かなり高機能なツールでした。フォントに関してちゃんとした知識があるわけではないですけど、それでも少しいじっただけでコメントのフォントを調べるのに使えそうな機能をいくつか見つけることができました。

メインの画面には文字一覧や検索欄が配置されています。文字一覧で任意の文字をクリックすると、一番下のボックスへ入力されます。この部分のテキストは自由に編集することができて、文字を文字コードへ変換したりクリップボードへコピーしたりすることもできます。


代替表示がされてしまうフォントビューアだと、表示の字形が指定したフォントのものかどうか区別がつきません。しかしこの一覧はフォントのCMapデータに基づく表示であるようです。

上のメニューで、その他様々な機能を持ったサブ画面が開くようになっています。
まず便利!と思ったのがFont Coverageという画面です。文字コードや文字列を指定して、その文字のグリフを含むフォント名を一瞬で抽出してくれます。


Composite Font Mappingsという画面では、Unicodeのブロックごとに文字数・対応フォント・各フォントに含まれる文字数などのデータや、実際に表示させた場合のサンプルを見ることができます。


またFont Informationという画面ではフォントのバージョン情報などの他、CMapを取得することもできます。


「Copy CMAP Subtable」 をクリック後、Excelへ貼りつけたところ:


これまでは、MicrosoftのTTFDumpというツールで一々フォントファイルから書き出していました。こんな簡単にできるものがあったとはw

Export Font Glyphsという画面はグリフを画像として出力するためのもののようですが、フォントを変更しながら指定した文字の拡大した字形を見ることができます。


拡張領域にも対応しているので、Windows 8では大量に追加された絵文字などを見たり調べたりするのにも使えます。


話がそれますけど、来年Windows 7のSP2が来るんじゃないかという話をどこかで読みました。
もし本当なら、その時にフォントのバージョンアップでこの絵文字なども対応してくれないかなぁと期待しています。8のユーザーは絵文字の存在に気づいたら、(コメントに限らず)使いたがるんじゃないかと思うからです。現在のままだと7以前では豆腐だらけになってしまいます。

これでコメントのフォントを調べるのがだいぶ手軽になるように思います。いろいろ勉強になったとは言え、今までずいぶん無駄なことをやってしまいました。もっと早く試すべきでした。

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